IT ライブラリー − 知って得する!「IT活用方法」(2014.06)
MVNO(Mobile Virtual Network Operator)
−格安SIMの有効活用の勧め!−
□ MVNO(Mobile Virtual Network Operator)とは、携帯電話やPHSなどの移動体通信インフラを他の移動体通信事業者から借りて、自社のブランドで通信サービスを提供する事業者のことを言います。日本語では「仮想移動体通信事業者」と言います。最近、“格安SIM”と呼ばれるサービスが大変注目されています。
□格安SIMとは、MVNOのサービスの1つで、独立系のMVNO事業者が、独自のサービスや料金プランを設定しSIMカードで提供するサービスです。料金は、通信料や通信速度などによって異なりますが、月額490円から利用することが可能で、大手キャリア(第1種通信事業者)に比べ安価です。データ通信はもとより、音声通信が可能なサービスを提供しているMVNO事業者も出現しています。
□ MVNO事業者のサービスを利用するには、提供されるSIMカードに適用した、SIMフリーのスマートフォン、タブレット、WIFIルータなどの端末を用意し、SIMカードを挿し、マニュアルに従って設定するだけで、ほとんどのサービスが利用可能になります。
□なお、多くのMVNO事業者がNTTドコモの回線を利用しているため、通信環境は安定しています。
※ 現在、MVNO(格安SIM)では、1GB(/月)前後のLTE通信を行うことができます。スマートフォンで使用した場合の消費量を想定すると次のような利用が可能です。
○YouTubeを約500分(8時間20分)前後閲覧(30秒あたり約1MB、5分で約10MB消費)
○ヤフーのトップページを約4388回新規表示(4ページ更新で約1MB消費)
○IP電話を約1800分(30時間)相当(1分あたり約0.5MB、2分あたり約1MB消費)
○メールを20万4800通送受信(205通送受信で約1MB消費)