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電子商取引に関する市場調査
−15兆円突破(国内BtoC-EC市場)!
□ 経済産業省は、「2016(平成28)年度 我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」を実施し、日本の電子商取引市場の実態及び日米中3か国間の越境電子商取引の市場動向調査を行ないました。
(1)国内電子商取引市場規模(BtoC及びBtoB)
2016(平成28)年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は15.1兆円(前年比9.9%増)まで拡大。また、2016(平成28)年の日本国内のBtoB-EC(企業間電子商取引)市場規模は、狭義のBtoB-ECで204兆円(前年比1.2%増)、広義のBtoB-ECで291兆円(前年比1.3%増)に拡大しています。
EC化率は、BtoC-ECで5.43%(前年比0.68ポイント増)、狭義のBtoB-ECで19.8%(前年比0.6%増)、広義のBtoB-ECで28.3%(前年比1.0%増)と増加傾向にあり、商取引の電子化が進展しています。
(2)国内電子商取引市場規模(CtoC)
近年、ECチャネルの一つとして個人間EC(CtoC-EC)が急速に拡大していることを踏まえ、本調査において、CtoC-EC市場規模推計を実施しました。2016(平成28)年のネットオークション市場規模は、1兆849億円(内CtoC部分:3,458億円)、フリマアプリ市場規模は3,052億円となっています。
(3)日本、米国、中国の3か国間における越境電子商取引の市場規模
平成28年において、日本の消費者による米国及び中国事業者からの越境ECによる購入額は2.4千億円(前年比7.5%増)、米国の消費者による日本及び中国事業者からの越境ECによる購入額は1.0兆円(前年比15.2%増)、中国の消費者による日本及び米国事業者からの越境ECによる購入額は2.2兆円(前年比32.6%増)となっています。
<電子商取引の定義>
・ 狭義電子商取引(狭義EC) インターネット技術を用いたコンピューターネットワークシステムを介して、商取引(受発注)が行われ、かつ、その成約金額が捕捉されるもの。
・ 広義電子商取引(広義EC) コンピューターネットワークシステムを介して、商取引(受発注)が行われ、かつ、その成約金額が捕捉されるもの。
・ EC化率とは、全ての商取引金額(商取引市場規模)に対する、電子商取引市場規模の割合のこと。EC化率の算出対象は、BtoC-ECにおいては物販系分野とし、BtoB-ECにおいては業種分類上「その他」以外とされた業種のこと。
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