IT ライブラリー − 知って得する!「IT活用方法」(2017.06)
スマートフォンの活用法(24)
−iPhone紛失時の対処法
□ iPhoneには、アドレスやスケジュール、メール、写真などの情報が詰まっており、今や仕事や生活に欠かせない大変重要なデジタルツールとなっています。
そんなiPhoneをもし紛失や盗難に遭ってしまったら、損害は計り知れないものがあると思います。事前に対処法を知ることで、万が一の時、きっと役に立つと思います。
□ 主な対処法は次の通りです。
1.電話を掛ける:まずはご自身のiPhoneに電話を掛けます。近くにiPhoneがあれば着信音やバイブレーション音で場所が分かります。
※以下2〜5.は「iPhoneを探す」機能が有効になっている場合。
2.iPhoneを探す@:[iPhoneを探す]を起動します。パソコンなどでiCloud.comを開き、Apple IDでサインインし、「iPhoneを探す」を開きます。または、別のiPhoneやiPad、iPod touch で「iPhoneを探す」アプリを起動します。
3.iPhoneを探すA:[サウンドを再生]を選択します。比較的大きな音量でiPhoneのスピーカーからサウンドが再生されます。サウンドが聞こえる範囲であれば、場所が分かる可能性があります。
4.iPhoneを探すB:[紛失モード]をONにします。ONの状態では以下のことができます。
・設定済みのパスコードでiPhoneをロックする(Touch IDは無効化される)。
・iPhoneのロック画面に電話番号とメッセージを表示できる。
・強制的に位置情報サービスがONになり、iPhoneの位置の追跡ができる。また、位置情報が変わる度にApple IDに紐付いたメールアドレスに最新の位置情報が届く。
・Apple Payでの支払いができなくなる。
5.iPhoneを探すC:[iPhoneの消去]を選択する。最終的な手段ですが、iPhone上のデータ漏洩が心配な場合、iPhone上の全てのデータを削除し初期化します。なお、バックアップしていないデータも消去され、iPhoneを探す機能も利用できなくなります。
なお、iPhoneを探す機能が有効になっていない場合は、Apple IDのアカウントページにログインし、「セキュリティ」から「パスワードを変更」を選択し、パスワードを変更することによって、他人がiCloudやiTunesなどの使用ができなくすることは可能です。
6.最後に悪用を防ぐため、契約しているキャリアに連絡し回線を凍結する。また、警察に紛失の届けを提出する。
□ iPhone紛失などの万が一に備えて、@「iPhoneを探す」機能を有効にする、A定期的にバックアップをとる、BiCloudが利用できる環境を整える、を実施しておくと安心です。
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