IT ライブラリー − 知って得する!「IT活用方法」(2018.04)

スマートフォンの活用法(34)

−iOS11 新機能-6 標準メモアプリで書類をスキャンする

□ 昨年9月にリリースされた、iPhone・iPad等のモバイルオペレーションシステムの最新版「iOS11」では、多くの新機能・変更点が導入されました。標準のメモアプリに書類をスキャンする機能が追加されました。今回はその新機能について説明します。

□ iOS10までは書類や名刺、メモ、レシートなどをデータで残すには写真で撮影するか、サードパーティ製のスキャンアプリを導入しなければなりませんでした。
 iOS11より、標準のメモアプリを利用して書類等のスキャンが可能になりました。この機能は、傾きの自動補正が搭載されており、写真で撮影するよりも綺麗な状態で書類等を取り込むことができます(OCR機能は非搭載)。スキャンしたデータは、画像の補正やマークアップ(メモや署名の追加等)が可能です。さらに、メモに保存する以外にも、PDF化やメール添付、iCloud経由でPCと共有することができます。

□ 利用方法は、次の通りです。
 @メモアプリを起動し、既存のメモを開くか、新しいメモを作成します。
 Aキーボード上部にある「+」アイコンをタップし「種類をスキャン」を選択します。
 Bスキャン用の画面が表示されたら、スキャンする書類を画面上の黄色い枠に合わせます。
 C「自動」モードを選択した場合、書類が黄色い枠に収まると自動的にスキャンが開始されます。
 「手動」モードを選択した場合、「●」をタップするか、音量調節ボタンのいずれかをタップします。四隅の丸印をドラッグして、スキャン範囲にぴったり収まるように調整し、「スキャンを保持」をタップします。
 Dスキャンが完了したら「保存」をタップします。
 Eさらにマークアップが必要な場合は、メモ下部のマークアップアイコンをタップします。PDF化やiCloudに保存等が必要な場合は、画面右上の共有アイコンをタップし、必要な作業項目をタップします。

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