IT ライブラリー − 知って得する!「IT活用方法」(2018.06)

スマートフォンの活用法(36)

−iOS12 発表! 旧機種もスピードアップ

□ Appleは2018年6月5日(日本時間)、WWDC 2018(Worldwide Developers Conference:世界開発者会議)を開催しました。WWDC 2018において、新しいiOSとなるiOS 12が正式に発表されました。今秋ソフトウェアアップデートとして提供される予定です。

□ iOS12では、最新のARフレームワーク「AR Kit2」、アプリの利用頻度をレポートする「スクリーンタイム」、Animojiに自分の顔をカスタムしてつくれる「Memoji」、32人まで同時通話可能な「FaceTime」、通知機能の強化、「Siriショートカット」など、様々な機能が追加・強化される見通しです。
 また、スピードアップを重視したアップデートとなっており、今回の発表によると、iPhone 6 Plusを用いてiOS11.4を利用した場合より、iOS12では、カメラは最大70%速く立ち上がり、キーボードは最大50%速く表示され、タイピングも機敏になり、システム上で多くの作業が行なわれているときでも、アプリケーションはこれまでと比べて最大2倍の速さで立ち上がるとされています。

□ iOS12では、利用できる対象機種の切り捨てがありませんでした。2016年にリリースされたiOS10ではiPhone 4s(2011年発売)が対象から外れ、2017年にリリースされたiOS11ではiPhone 5(2012年発売)とiPhone 5c(2013年発売)が対象から外れました。しかし、iOS12では、iOS11で対象から外れたiPhone 5の後継モデルであるiPhone 5s(2013年発売)が対象機種に含まれました。2013年に発売されたiPhone 5sもスピードアップとパフォーマンスの向上が期待でき、セキュリティ面でも安心して使用することが可能です。Androidでは、1〜3年程度でOSバージョンアップが打ち切られることが多い中で、2013年の機種が利用できることは異例です。

□ iOS12の対象機種は次の通りです。

●iPhone
iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone SE、iPhone 5s
●iPad
iPad Pro(12.9型の第1〜第2世代)、iPad Pro(10.5型)、iPad Pro(9.7型)、iPad(第5〜第6世代)、iPad Air 1〜2、iPad mini 2〜4
●iPod touch
iPod touch(第6世代)

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