IT ライブラリー − 注目の「ITニュース」(2018.10)
常時SSL化、及び、Flash終了問題への対応
−ブランド価値への影響絶大! 既に、大手企業では対応完了!
□ ITの進化は目覚ましく、特に、インターネット環境は激変しています。特に、緊急を要する問題が発生しています。未だ、対応されていない企業・組織の皆様には、是非、対策を講じて頂きたくお願い申し上げます。
(1)常時SSL化対策
Googleが配布するブラウザChrome(クローム)、2018年7月リリースのChrome バージョン68から、常時SSL化(全てのページのURLがhttps://〜)されていないサイトを閲覧するとブラウザのURL欄に「保護されていません」という表示を出すようになりました。さらに、2018年10月リリース予定のChrome バージョン70では、「保護されていません」が赤字で表示される計画です。ブラウザChromeの世界的シェアは、既に、約70%となっており、サイト訪問者及び顧客へ与えるブランドイメージへの影響は絶大です。
常時SSL化すると、@セキュリティの向上、A信頼性の向上、B対応ブラウザでの表示速度の向上、CSEOでの優遇(予定、Googleの仕様変更による)が見込めます。
常時SSL化を行うために注意すべきは、現在、お使いのISP事業者が“独自SSL”サービスを提供しているか否かです。提供していない場合は、ランニングコストが増加するため(50〜200%UP)、ドメインの移設、及び、ISP事業者の変更等も含めて検討しなければなりません。
(2)Flashサポート終了対策
Flashは、1996年に Macromedia社により開発されたソフトウエアです。動画を含むマルチメディアコンテンツをWEBサイト上に掲載でき、インタラクティブ性の高いWEBサイトの実現に貢献してきました。しかし、近年次のような問題が指摘され、Flashの現在のサポート元であるAdobe社は、2020年の年末を持ってサポート終了すると発表しています。すでに、YouTube等の動画配信サイトでは、Flashテクノロジーの代わりに登場している HTML5 Video が標準になっています。
<Adobe Flashの問題点>
@ 頻発するセキュリティーの脆弱性、しかも修正パッチの提供が遅い
A 消費電力が大きい
B ページローディング速度の遅延
主要ブラウザ各社による Flash 無効化、HTML5 Videoへの移行が促進させれており、デフォルトでFlashは無効化され、オプトイン化(下記*注)されています。
サイトのブランド価値に大きく影響するため、早期のFlash対応が必要です。
(*注)オプトイン:事前にユーザーのFlash利用承諾を得る方式のこと。
◎ LEGAL NETでは、常時SSL化、及び、Flash終了問題への対応サポートをしております。お気軽にお問い合わせ下さい。