IT ライブラリー − 注目の「ITニュース」(2019.02)

「Google+」サービス終了について

−5,250万人に影響!

□ この度、米国 Google社 は、ソーシャルネットワークサービス「Google+(グーグルプラス)」を終了することを発表しました(2018年10月8日)。「Google+」はFacebookへの対抗策として2011年に開始されたSNSサービスであり、7年で終了することになりました。
 因みに、Google社は1998年にスンフォード大学に在籍していたラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンを中心に設立され、今やGoogleの親会社Alphabetの時価総額は7,796億ドルとなっており、これは日本のトヨタ自動車の5倍の規模です。しかし、これまで主なサービスだけでも18ものプロジェクトが失敗し、サービスが終了しています。

□ 背 景   2018年10月時点で、Googleは約50万人分の個人情報が流出した可能性がある不具合が見つかったとしています。また、利用もFacebookと比較して活発ではなく、さらに、12月にも5,250万人の個人情報が流出の危機に晒されていた同様のバグ(:不具合)が発覚したために、終了を4月に前倒したものです。

□ 影 響   まず、本年(2019年)2月4日以降、Google+ のプロフィール、ページ、コミュニティ、イベントの新規作成はできなくなります。次に、2019年4月2日をもって、Google+ アカウントと作成した全ての Google+ ページのサービス提供が終了し、一般ユーザー向け Google+ アカウントのコンテンツの削除が開始されます。そのため、Google+ のアルバム・アーカイブ内の写真や動画、Google+ ページも削除されますので、3月末までにコンテンツのダウンロードとBackupを行う必要があります。
 なお、Googleは複数のサービスを展開しており、今回、サービスを終了するのは、あくまでもSNSである「Google+」のみです。「Gmail」「Googleフォト」「Google Keep」等は、従来通り利用可能です。また、G Suiteの利用者は引き続き「G Suite」アカウント用の「Google+」を利用することができます。

□ スパムMailに注意!   Google社はGoogle LLCより、 Google+ ページ、サービス、及び、アカウントの重要な変更について、メール通知の設定にかかわらず送付しています。しかし、これに便乗し、なりすましのスパムメールが横行しています。「ID・パスワード」を要求する内容には要注意です。

◎ LEGAL NETでは、SSL/TSL化、及び、Flash終了問題への対応サポートをしております。お気軽にお問い合わせ下さい。