□ Appleは自社が提供するiOS・iPad OS向け地図アプリ｢マップ｣の日本国内に向けた機能に大型アップデートを実施しました（2020年8月5日）。
　アップデートされたマップでは、地図表示がより精細になりました。また、大きなビルなどのランドマークのカスタムアイコン表示が増え、従来よりも詳細な3Dモデルでも表示されます。
　そして、もっとも大きな特徴は「Look Around」に対応したことです。以前からアメリカでは公開されていましたが、アメリカ以外の国では日本が初めて対応したことになり、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて、準備が進められていたものと思われます。

□ Look Aroundは、Google ストリートビューのApple版といえる機能で、地図で表示した場所の実際の映像を確認することができます。
　映像は、解像度が高く画質が良いこともあって、Google ストリートビューより分かりやすい印象です。
　現時点では、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、愛知、大阪、京都、奈良、滋賀、兵庫の各都府県の一部地域で利用可能です。

□ 利用方法は、マップアプリで地図を拡大表示していくと、画面上に“双眼鏡”のアイコンが表示されるので、これをタップします。すると画面上部にルックアラウンドの映像が表示されます。
　操作は、視点の方向変更がスワイプ、前進がタップで行えます。

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