IT ライブラリー − 知って得する!「IT活用方法」(2022.05)

Microsoft Internet Explorer サポート終了迫る

−2022年6月15日(日本時間 同16日)

□ Microsoftは2021年5月に、同社のWebブラウザ「Internet Explorer」(IE)のデスクトップアプリケーションのサポートを2022年6月15日(日本時間 同16日)をもって終了すると発表しています。現時点でまだIE11を利用しているユーザーは、猶予期間のうちに他のWebブラウザへの移行を完了させる必要があります。
 後継となるWebブラウザは、Chroniumをベースとして開発された「Microsoft Edge」で、現時点でWindows 10におけるデフォルトのWebブラウザとして設定されています。

□ Microsoftによると、今回サポート終了が発表されたのはWindows 10で配信されているIE11のデスクトップアプリケーションのみであり、Microsoft Edgeに用意されたInternet Explorerモードは利用可能です。Internet Explorerモードは少なくとも2029年まではサポートされる予定となっています。
※Microsoft Edge Internet Explorer モード:IEの後継となるWebブラウザ「Micrsoft Edge」に搭載されている機能の1つです。Edgeは、Webページを表示するためのエンジンとしてChromiumを利用しているが、これを一時的にIE11で利用されていたTrident MSHTMLエンジンに切り替えることで、Edge内でIE11向けのWebページを表示できる機能です。

□ Internet Explorer は、かつてはWebブラウザの主流でシェア1位でしたが、不具合や表示速度の問題、セキュリティ上の課題などがあり、Googleが開発したChromeなどにシェアを奪われました。今ではIE非対応のサイトも増えています。
日本国内のブラウザシェアは次の通りです(2022年4月時点、StatCounter)
 ・Google Chrome 50.0%
 ・Safari 26.5%
 ・Microsoft Edge 12.9%
 ・Firefox 5.1%
 ・Internet Explorer 1.7%


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