IT ライブラリー − 知って得する!「IT活用方法」(2024.06)

スマートフォンの活用法(96)

−iOS17 新機能(8)iPhoneの「盗難デバイスの保護」

□ Appleは、日本時間2023年9月19日にiPhone用の最新OS「iOS17」をリリースしました(現時点での最新版は、iOS17.5.1が配信されています)。
 iOS17では、電話アプリやメッセージアプリの大幅アップデートやスタンバイ機能、Contact Posterなど、iPhoneを拡張する様々な新機能が提供されています。
 今回は、iPhoneの「盗難デバイスの保護」を紹介します。

□ iOS17に対応しているiPhone機種は次の通りです。
※iOS17の対応機種は、A12 Bionicチップ以降を搭載したiPhoneが対象です。
※iOS16対応機種から3モデル(iPhone X、iPhone 8 / 8 Plus)が対応外となりました。
・iPhone 15 / 15 Plus / 15 Pro / 15 Pro Max
・iPhone 14 / 14 Plus / 14 Pro / 14 Pro Max
・iPhone 13 / 13 mini / 13 Pro / 13 Pro Max
・iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max
・iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max
・iPhone XS / XS Max / XR
・iPhone SE(第2世代以降)

□ iOS17.3以降では、新たに「盗難デバイスの保護」が搭載されました。盗難デバイスの保護は、iPhoneが自宅や職場等のよく知っている場所から離れている間は、一部の機能やアクションに対するセキュリティ要件が厳しくなる機能です。こうした要件強化のおかげで、デバイスを盗んだ窃盗犯にパスコードを知られていても、アカウントやデバイスに致命的な変更を加えられる事態を阻止することができます。

□ 要件強化は、次の通りです。
@Face IDまたはTouch IDによる生体認証:保存済みのパスワードやクレジットカードへのアクセスなどの一部のアクションを実行するには、Face IDまたはTouch IDによる単一生体認証が必要になります。パスコード等の代替手段は用意されません。したがって、これらの機能は、デバイスの持ち主本人しか利用できないことになります。
Aセキュリティ遅延:Apple IDのパスワードの変更といった一部のセキュリティアクションでは、さらに1時間待ってから2回目のFace ID認証またはTouch ID認証を行う必要があります。

□ 盗難デバイスの保護を有効にするには、Apple IDで2ファクタ認証を使用し、さらにiPhoneでデバイスパスコード、Face IDまたはTouch ID、「利用頻度の高い場所」(位置情報サービス) を設定または有効化します。また、「探す」を有効にしておく必要もあります。
 設定方法は、「設定」→「Face IDとパスコード」をタップします。次に、デバイスのパスコードを入力し、「盗難デバイスの保護」をタップして、オン/オフを切り替えます。


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