TAX ライブラリー(2014.07)
2014年度 路線価発表(国税庁)
−5年連続 全国平均の下落幅縮小! 首都圏では上昇!!−
□ この度、国税庁より2014年分の路線価が発表されました(2014年7月1日)。
路線価は、全国の民有地の時価を算定するための基準で、その土地の1平方メートルあたりの価格を示しています(1月1日時点)。これは、相続税や贈与税の算定基準となります。
□ 全国約34.4万地点の標準宅地の平均路線価
前年比0.7%下落で、6年連続の下落となっています。しかし、下落幅は5年連続で縮まっており、前年に比べ1.1%の縮小となっています。前年を上回ったのは8都府県で、下落した38道府県もすべて下げ幅は縮小しています。
□ 三大都市圏
東京都で 1.8%の上昇(前年比0.3%下落)、大阪府で 0.3%の上昇(前年0.8%下落)と、リーマン・ショック以前の2008年以来の上昇に転じました。
また、愛知県で 1.2%の上昇(前年比0.1%上昇)となっており2年連続の上昇です。
首都圏では神奈川県(前年比0.8%上昇)、千葉県(前年比0.1%上昇)、埼玉県(前年比0.1%上昇)で、いずれも6年ぶりの上昇となっています。
□ 全国の都道府県庁所在地の最高路線価
上昇した都市が18都市あり(前年7都市)、大幅に増加しました。全国上げ幅トップは、駅周辺の再開発が進む名古屋で10.0%も上昇しています。また、東京、横浜、さいたま、大阪、金沢、那覇、広島の7都市で約5%強の上昇となっています。
下落したのは21都市(前年32都市)でした。下げ幅が最大だったのは鳥取市で7.7%の下落となっています。
□ 全国の最高値
全国1位は東京都銀座5丁目の鳩居堂前で、2,360万円/u (前年比9.7%上昇)です。これは29年連続です。
全 国 | 東京都 | 大阪府 | 愛知県 | |
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2014(平成26)年 | ▲ 0.7% | 1.8% | 0.3% | 1.2% |
2013(平成25)年 | ▲ 1.8% | ▲ 0.3% | ▲ 0.8% | 0.1% |