□ この度、国税庁より2015年分の路線価が発表されました（2015年7月1日）。
路線価は、全国の民有地の時価を算定するための基準で、その土地の1平方メートルあたりの価格を示しています（1月1日時点）。これは、相続税や贈与税の算定基準となります。

□ 全国約33.4万地点の標準宅地の平均路線価
　前年比0.4%下落で、7年連続の下落となっています。しかし、下落幅は6年連続で縮まっており、前年に比べ0.3ポイントの縮小となっています。前年を上回ったのは10都府県で、前年の8都道府県より増加しました。

□ 三大都市圏
　東京都で 2.1%の上昇（前年1.8%上昇）、大阪府で 0.5%の上昇（前年0.3%上昇）と、2年連続の上昇となっており、愛知県で 1.0%の上昇（前年 1.2%上昇）は、3年連続の上昇です。

□ 全国の都道府県庁所在地の最高路線価
　上昇した都市が21（前年18）都市と、増加しました。また、横ばいとなっている地点が14（前年 8）都市に増え、下落は12（前年 21）都市に減少しました。
　全国上げ幅のトップは、東京都で14.2%上昇（前年 9.7%上昇）となっています。次いで、名古屋市の名駅通りが 11.5%上昇、広島市の相生通り が10.2%上昇、大阪市の御堂筋が 10.1%の上昇となっています。

□ 全国の最高値
　 全国1位は東京都銀座5丁目の鳩居堂前で、2,696万円／�u （前年比14.2%上昇）です。これは30年連続です。